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鍼灸というと怖い、痛い、熱いなどというマイナスなイメージがすぐに浮かぶのではないかと思います。
しかし、何千年もの間、廃れることなく受け継がれてきたりっぱな治療法であることは変えがたい事実なのです。
病院で検査をし、薬を飲み、牽引や電気治療などいろいろな治療法を試し、それでも一向によくならない、なかには気のせい病だと言われた方も・・・
「それならば鍼灸治療でもしてみようか」と生まれて初めて鍼灸院へやってくる人の多くはそんな方達です。なかには、もうこのままよくならないのではないか?と悲壮感をただよわせ、ワラをもすがる思いでいらっしゃる方もいます。
しかし、どんな病も適切な治療と養生、時間が癒してくれます。
なかなかよくならないのは、適切な治療、養生、時間のどれかが適切でないか、足りないのです。
ここでまず、わかりやすい首痛、腰痛などの運動器疾患の鍼灸治療について説明しましょう!
運動器疾患からくる痛みのほとんどは、筋肉と神経に原因があります。
病院では、レントゲンを撮ります。レントゲンに写るのは、骨です。つまり、骨の異常をみる<わけです。
CTやMRIでは、骨、内臓、筋肉、脂肪にいたるまで全て写りますが、いかんせん病院では筋肉にはあまり着目しません。ヘルニアの有無や関節の異常を確認しているのです。
確かに筋肉の異常を画像で判断するのは難しいのです。例えば、あなたの腰の断面図をみて、その筋肉がどれくらい凝っているかどうかわかると思いますか?結局、病院ではヘルニアなどの骨性の疾患が認められない限り、特に以上はありません、骨と骨の間が狭くなっていますと言われ、牽引したり、湿布薬やコルセットを出してくれます。しかし、ここまでです。痛み止めや神経ブロックも一時しのぎにはとても良い治療ですが、これはあくまでも一時しのぎにすぎません。
先程も言ったように、運動器疾患からくる痛みのほとんどは、筋肉と神経に原因があります。凝りつけた筋肉と筋肉で、あるいは凝りつけた筋肉と骨で、その間を通過する神経を圧迫して痛みが生じるのです。これを絞扼障害(こうやくしょうがい)といいます。つまり、その締めつけている部分に正確に鍼でアプローチして、その筋肉を緩めてやれば、痛みも治まり、病巣は治癒へと向かうのです。もし、骨の変形があったとしても、多少残ったとしても、痛みは必ず緩和し、次第に治まります。
つぎに、鍼灸医学の核にある『経絡』について少し説明しましょう。
ツボ(経穴)は、皆さんご存知かと思いますが、『経絡』と聞くと知っている方は少ないと思います。『経絡』とは、気・血・水が循環し、ツボとツボを結ぶ線路のようなもので、身体中に14本の『経絡』が通っています。
血管や神経とは異なる中国医学独自のシステムです。
いくらミクロな手術、科学のメスが入ろうともこの『経絡』は、いまだに解明できていません。鍼灸医学が、現代医学の分野に取り入れてもらわれにくい所以です。この『経絡』という線路が渋滞すると、気血水のめぐりが悪くなり、病気となって現われてくると鍼灸師は考えます。
そこでこの『経絡』のめぐりを良くするためにツボ(経穴)を使って治療していくわけです。これを『経絡治療』と言います。
当院では、筋肉・神経を対象に考えた現代医学と、『経絡』のめぐりを考えた東洋医学をおりまぜながら、個々人に合わせ、それぞれ治療していきます。
病態などの説明についても、患者さんにもわかりやすいように現代医学的な説明と、『陰陽五行説』『虚実』『気血水学説』『経絡』などの東洋医学的な考え方の両方面からわかりやすく説明いたします。
鍼灸治療は、現代医学の足りないところを補ってくれます。本来、身体に備わっている自然回復力、治癒力を復活させます。
あなたは、これからもずっと薬に頼りますか?
それとも自らに備わった自然治癒力を信じますか?
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